人吉球磨郷土かるた紹介シリーズ⑦ 丸目蔵人佐







剣術の流派「新陰流」の四天王のひとりに数えられ、独自の流派「タイ捨流」を編み出した丸目蔵人佐。

その晩年の地が、ここ錦町です。


丸目は、熊本県八代に生まれ、若き日に京都で剣の祖・上泉伊勢守に師事し、将軍・足利義輝の御前で演武を披露。

名を上げた丸目は、やがて剣術界に革新をもたらす「タイ捨流」を確立しました。



晩年は錦町に移り住み、農業の指導に力を注ぎました。

そんな丸目の功績をたたえ、錦町では毎年、剣道大会やタイ捨流の演武会が開かれ、全国から剣士たちが集います。

地域との交流を深めながら、剣の精神は脈々と息づいています。


まちのシンボル「錦くらんど公園」に立つ銅像も、その静かな眼差しで訪れる人を迎えてくれているようです。


剣を極め、志を貫き、まちとともに歩んだ丸目蔵人佐の足跡をたどってみれば、今を生きる私たちに通じる“強さ”と“優しさ”を感じることができるかもしれませんね。






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