人吉球磨郷土かるた紹介シリーズ③ 球磨川下り
人吉球磨をゆったりと流れる球磨川。
川辺川などの支流を合わせながら、八代平野を抜けて八代海(不知火海)へとそそぐ、熊本県最大の一級河川です。
この川、実はあの最上川・富士川と並ぶ「日本三大急流」の一つ。
その速さと力強さから、昔から人々の暮らしや旅路に深く関わってきました。
この「球磨川くだり」の歴史は、なんと100年以上。
明治時代、西南戦争で西郷隆盛が熊本に入る際、秘かに球磨川を下ったという逸話も残っているほど、球磨川は歴史の舞台でもあったのです。
また、昭和7年には歌人・与謝野鉄幹・晶子夫妻が人吉を訪れ、球磨川くだりを楽しんだという記録も。
夫妻はこの旅で17首の歌を詠み、その中には美しい球磨川の情景が描かれています。
そして、球磨川の清流を望む場所に、新たな注目スポットが誕生しました。
それが「HASSENBA(はっせんば)」。
ここは、かつての球磨川の船着き場跡地に誕生した、川とまちをつなぐ複合施設です。
1階には県南の特産品を扱うセレクトショップがあり、お土産探しにもぴったり。
2階では、球磨川と人吉城跡の美しい景色を望むことができるほか、列車デザインで有名な水戸岡鋭治氏デザインのミーティングルームも完備されています。
球磨川の自然に癒され、歴史にふれ、新たなスポットでくつろぐ――。
12月から3月中旬にかけては、かるたに読まれている「こたつ船」コースも運行されますよ。(料金はお問合せを)
人吉球磨ならではの魅力を、ぜひ現地で体感してみてくださいね。
【HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA(球磨川くだり発船場)】
場所 人吉市下新町333−1
電話 0966-22-5555
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